【GDの本質と能力】グループディスカッションで企業は何を見てるのか!?

  • グループディスカッション
  • 本質
  • 発言力
  • 意図
  • 論理的思考
著者:株式会社Via career

企業のインターン選考が進むにつれて、グループディスカッションを行う機会も増えてくるのではないでしょうか。今回は、「グループディスカッションの本質とスキル」について書いてみました。

01. 企業がグループディスカッションを行う意図とは?


企業がインターンや就活の際に、学生を選考する方法として「面接」と「グループディスカッション」の二つがあります。

企業側は面接にて、学生の過去の経験や行動、実績について質問し、深掘りしていくことで、①自社にマッチしているか(価値観) 、②能力判断(マナーやコミュニケーション能力、ポテンシャル) 、③会社の理解・志望度を主に見ています。

一方、グループディスカッションは面接に対して、より実践的な場と言うことができます。仕事において、ディスカッションは、事業の方向性を決める所から小さなミーティングまで、あらゆる機会で行われています。

よく「グループディスカッションは他の人の意見を否定すると落ちる」「司会をすれば受かる」「どれだけアピールできるかが勝負」「アイデアを上手くまとめる役に回った方がいいのでは」など…評価基準について、様々なことが言われています。しかし、どれも本質を射ていません。

学生にグループディスカッションをさせて、企業は一体何を見ているのか。グループディスカッションにおいて企業が見ていること(評価基準)は、たったひとつです。「チームが良い結論を出すのに貢献できたかどうか」これだけです。どんな課題であっても、「しっかりと本質をとらえた上で、”何が最も重要なのか”を考え、正しい結論を論理的に導き出すことができているか」企業はそのプロセスを見ています。

「”何が最も重要なのか”を考え、正しい結論を論理的に導き出す」という本質的な目的があって、その次に手段である「協調性(役割分担)」や「発言力」、「議論展開力」、「主体性」、「論理的思考力(ロジカルシンキング)」が必要となってくるのです。

02. グループディスカッションにおいて必要なこと


学生がグループディスカッションで大切にすべきことは、上で述べた、企業側が選考基準にグループディスカッションを取り入れる意図とグループディスカッションの議論の目的という点を理解すれば明らかだと言うことができます。

つまり、グループディスカッションを通して、そのグループでBestな回答を出し、そのために自分がどのようにグループに貢献できるかということを考えれば良いのです。では、そのためにどのような能力が求められるのでしょうか。

大きく以下の4つのスキルが必要になってきます。

協調性
チームで生産性のある議論をするために、自分が何をすべきか考え、行動できる力です。具体的に意識するポイントとして、「他人の意見を簡単に否定しない。否定するときは代案を出す」や「今何を議論しているかを意識し、論点からそれないように話する」といったものがあります。

発言力
会議において発言しない人は必要ありません。かといって、ただ発言すればいいというわけではなく、「結論→根拠→具体例」といったように、限られた時間の中で論理的に正しく伝える力が必要になってきます。

議論展開力
一言で言うと、効率的な議論ができるよう、正しい方向に導く力です。意見が一通りでたところで、「アイデアをいくつかのカテゴリに分ける」、「対立した意見の対立点を明確にし、議論の焦点を絞る」、「アイデアを絞る軸を提示する」、「結論をまとめる」といったことを意識するといいでしょう。

論理的思考力
グループディスカッションにおいて、「本質をとらえた上で、”何が最も重要なのか” を考え、正しい結論を論理的に導き出す」ためには、思考力 (自頭とよく言われる)が必ず必要になってきます。発言する際に、「全く的外れなことを言っている学生」と「”こいつ頭いいな”、”確かに一理ある”と思わせる学生」の違い。それは、思考力の差にあります。その中でも特に「論理的思考力」は議論を正しい方向・結論に導く上で大いに役に立ちます。意識するポイントとしては、「論点の抜けや漏れはないか」、「主張と根拠をしっかりと分別できているか」などがあります。

多くの学生が小手先のテクニックばかり気にしがちで、「一人で論理的な結論まで導く」という最も重要で、かつ基礎的な力を見逃しているように感じます。基礎力があって、初めてテクニックがいきるということを覚えておきましょう。

03. 自分で論理的に結論まで導く力を鍛える方法


最後に、「論理的思考力」を身に付ける方法を少し紹介したいと思います。まず、「思考力」は” 筋トレ(繰り返し反復) ”でしか鍛えることができないという前提を理解しておいてください。決して、一朝一夕で身につくものではありません。いかに日頃から考える癖をつけているか。これに尽きます。

具体的に思考の幅と深さを拡げる方法として2つ挙げられます。

一つ目の方法は、過去に実際にグループディスカッションで使われたお題などを使って、ディスカッションをするという方法です。グループディスカッションのお題等は、インターネットで検索すればたくさんでてきます。最初は結論まで導けなくても、それらを自分なりに考える訓練をしてみてください。

そして、もう一つが最も効果的で、かつ一番大切な 【身の回りの抽象的な疑問を自分で具体的な論題にし、結論を出す”】というやり方です。

例えば、カフェに入った時にぼーとするのではなく、このカフェの月の利益はいくらなのだろう?と考える癖をつける。そうすれば、【売上-原価=利益】という考えが出てくる。

次に、売上予測を出すうえで必要になる情報(営業時間が何時間で、座席数がどのくらいで、お客さん一人当たりの単価がいくらで、回転率がどのくらいか)が明確になって、実際に予測し、売上を出す。また、原価予測を出すうえで、必要になってくる情報(開業するときに機材や土地代などのイニシャルコストがどのくらいで、それを維持するのにかかるランニングコストがどのくらいか等)が明確になり、原価予測を出す。

といった具合に、身の回りのぼんやりとした疑問(抽象度の高い疑問)を、具体的な疑問にし、結論を出す癖をつけると頭の筋トレになり、思考力も深まっていきます。もし可能であれば、自分なりに結論を出した後に、自分の結論や思考プロセスがどれくらい正確か、google大先生で調べると尚いいでしょう。

論理的な思考力を身に付けるために一歩は、【身の回りの事象に疑問を持つ】ことです。一見簡単なように見えますが、これを半年間毎日欠かさずに意識できる人は少ないでしょう。ぜひグループディスカッションを控えている学生は、意識してみてください。

まとめ


いかがでしたか?簡単にまとめると、グループディスカッションにおいて企業側は「しっかりと本質をとらえた上で、”何が最も重要なのか”を考え、正しい結論を論理的に導き出すことができているか」そこへの貢献度とプロセスを見ています。

そして、正しく結論を導く手段として、協調性や発言力、議論展開力、論理的思考力が有効である。

思考力が必要になってくるのは、グループディスカッションだけではありません。グループディスカッションはあくまで通過点。その後の面接や、入社後、人生を通じて、”考える力”は必要になってきます。”日ごろから考える癖”を身に付けましょう!

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